加工名 |
特徴 |
備考 |
機能性 |
光沢度 |
サニタリー性
(洗浄性) |
耐食性 |
耐熱性 |
耐薬品性 |
耐摩耗性 |
すべり性
(潤滑性) |
非粘着性
(離型性) |
防振性
(消音) |
機能性の定義 |
外観の光沢 |
汚れが付きにくい。
汚れを洗い流しやすい |
腐食(錆等)に対する耐性 |
熱に対する耐性 |
薬品等に接触した場合の被膜の強さ |
ワーク等との擦れに対する強度 |
摩擦を抑える |
密着や焼き付きを起こしにくい性質 |
ワークへの衝撃や接触音を抑える |
評価表の見方=表面処理のないワークと比較 …… ◎非常に効果がある 〇効果がある ―効果なし △やや不向き ×不向き |
バフ研磨(#400研磨) |
光沢がある仕上がりとなる。
製品の内外面の仕上げ、前後処理などに使用する。 |
|
バフ
(#400研磨) |
◎ |
○ |
○ |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
ショットブラスト |
表面を梨地に仕上げる。
溶接焼け取りにも使用される。 |
|
ショット
ブラスト |
× |
△ |
― |
― |
― |
― |
○ |
○ |
― |
酸洗い |
他の処理と比べてコストが安い。焼け取りに非常に効果がある。
大きな製品も処理ができる。 |
|
酸洗い |
× |
○ |
○ |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
電解研磨 |
研磨面をクリーンにできる。加工による変質層を除去する。より強固な不動態皮膜を取得できる。 |
|
電解研磨 |
◎ |
◎ |
◎ |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
化学(ケミカル)研磨 |
複雑な形状をしたステンレス表面の異物除去やスケール除去、洗浄に適している。 |
|
化学(ケミカル)
研磨 |
◎ |
◎ |
○ |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
熱処理 |
金属などを加熱・冷却して硬度や性質を変化させることができる。
耐食性がある。 |
|
熱処理 |
× |
― |
○ |
○ |
― |
― |
― |
― |
― |
フッ素樹脂コーティング |
化学薬品に対する耐久力、表面の摩擦係数は既知物質では最も低く高温にも安定し、不燃性を機能付与できる。 |
コーティング材により特性の調整が可能です |
フッ素樹脂
コーティング |
× ※1 |
◎ |
◎ |
160~260°以下 |
○ |
○ |
◎ |
○ |
― |
プラズマコーティング |
離型剤と組み合わせる硬質層の表面粗さや硬度の変化により、粗い皮膜、硬い皮膜ができる。 |
コーティング材により特性の調整が可能です |
プラズマ
コーティング |
× ※2 |
◎ |
◎ |
260°以下 |
○ |
◎ |
◎ |
◎ |
― |
ウレタンコーティング |
耐磨耗・防音性・クッション性に優れどんな素材にも加工ができる。 |
コーティング材により特性の調整が可能です |
ウレタン
コーティング |
○ |
○ |
― |
80°以下 |
× |
◎ |
※3 |
× |
◎ |
ナイロンコーティング |
紫外線に強い。耐薬品性が高くエタノールで洗浄が可能。
低摩擦であり、耐食性もある。 |
コーティング材により特性の調整が可能です |
ナイロン
コーティング |
○ ※1 |
○ |
○ |
180°以下 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
無電解めっき |
金属のほか、不導体にもメッキが可能。耐食性、耐薬品性、耐摩耗性が向上する。 |
コーティング材により特性の調整が可能です |
無電解めっき |
△ |
◎ |
◎ |
200°以下 |
○ |
◎ |
※3 |
◎ |
― |